年末の風物詩、ミステリー小説のランキングが出そろった。主なランキング(「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」「ミステリが読みたい!」)の1位は青崎有吾「地雷グリコ」(KADOKAWA) ...
この春、経済産業省が「書店振興プロジェクトチーム」を発足、「街の書店」を支援すると発表した。10月に公表された課題整理のための資料には、後継者不足についての項目に「無人書店は人件費の高騰や後継者不足といった書店経営の課題を解決する持続可能なモデル」と ...
伊与原新さんの小説『宙わたる教室』(文藝春秋)は、東京・新宿にある都立高校の定時制を舞台とした実話の物語。さまざまな事情を抱えた生徒たちが、理科教師・藤竹先生を顧問に科学部を創設し、学会で発表することを目標に「火星のクレーター」を再現する実験を始めま ...
①ガザ欄外の声を求めて(ジョー・サッコ著、早尾貴紀訳、Type Slowly・2530円) ②しをかくうま(九段理江著、文芸春秋・1650円) ③白猫、黒犬(ケリー・リンク著、金子ゆき子訳、集英社 ...
①ソコレの最終便(野上大樹著、ホーム社・2200円) ②駄目も目である木山捷平小説集(木山捷平著、岡崎武志編、ちくま文庫・1100円) ③ことばの番人(高橋秀実著、集英社 ...
①夢を叶えるために脳はある「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす(池谷裕二著、講談社・2420円) ②spring(恩田陸著、筑摩書房・1980円) ③連合の系譜(互盛央著、作品社・1万6500円 ...
明治40年、東大教授を蹴って朝日新聞に入社した漱石は、「文展と芸術」「生きた絵と死んだ絵」など折にふれ芸術に関する記事を紙面に綴り、自由で忖度のない持論を堂々と展開した。同時代の美術に文豪は何を見たのか? 『夏目漱石 美術を見る眼』(ホンダ・アキノ著 ...
人気の本の著者が、全国各地の学校を訪ねて特別授業をする、朝日新聞社主催の読書推進事業「オーサー・ビジット」。小説家の藤岡陽子さんが今回訪ねたのは、兵庫県神戸市の神戸龍谷高校。スポーツ紙記者から、看護師、そして作家へ。波瀾万丈な半生を ...